プランニング集

ライフモデル

ライフモデルコンセプトは、家族で着こなす楽しいわが家


ここにあるのは、自己表現の一例です。

Life Model-1

[Aタイプ]・・・・・20バリエーション
世帯主プロフィール30歳前後、住宅取得は初めて。
家族構成:夫婦+子供2人(0~6歳、就学前)、計4人。
敷地環境市街地から少し離れた新造成地で、面積は50~60坪
部屋の基本構成
1階=リビングスペース、ダイニング、キッチン、茶の間(和室・客間)納戸(ユーティリティ)、洗面、浴室、トイレ、玄関
2階寝室、ウォークインクローゼット、マルチスペース(子供部屋ホビールーム、書斎)

Life Model-2

[Sタイプ]・・・・・10バリエーション
世帯主プロフィール60歳前後、住宅取得は建替えまたは住替え
家族構成:夫婦2人
敷地環境郊外の自然に囲まれた、静かな環境。面積は50~60坪
部屋の基本構成
1階=リビングスペース、ダイニング、キッチン、茶の間(和室客間)寝室、ウォークインクローゼット、納戸、洗面、浴室、トイレ、玄関
2階マルチスペース(ホビールーム、書斎、来客用寝室)



階段は、リビングを通って2階に上がる位置に設けます。家族の団らんがリビングにあれば、一度2階に上がっても、下りて来たくなるでしょう。

駐車スペースは、最低2台分を確保します。





水回りの家事動線は1個所にまとめると、家事がしやすく疲れません。

ウォークインクローゼットは、寝室と廊下両方から出入りできると便利です。寝室に物入れを用意しないですむ分、ここのスペースはできるだけ広くとります。


寝室は、プライバシー性能の高い独立した個室とし、主室と呼ぶべきお二人だけのリビングルームにふさわしい演出を楽しみましょう。

Life Presentation [Model:A-14]



窓や建具の位置を工夫して、気持ちよい風が,庭から南北に通り抜ける道をつくりましょう。

茶の間は団らんにも客間にも使える、マルチスペース3本引きの建具を開けば、リビングと一体の大空間になります。

リビングスペースは、家の中心であり、家族の中心ここに快適な居場所があれば、家族も自然と集まってきます。

この家にはウッドデッキが似合います。もうひとつの団らんの場内から外に広がる、アウトリビングです。

お子さまが小さいうちは、ワンルームの方が使い勝手も便利。成長に合わせて、本棚などの家具で間仕切りして使います※廊下や階段も仕切らない方が広々します。


バルコニーは、なるべく建物本体とは独立させ、奥行も深く取りましょう。素材はやはり木がベスト太陽と風と。自然に出会う場所ですから。

プランバリエーションの見方


01

基本的に、玄関入口やトイレなどは、鬼門に直接かからないように設計してあります。そのために、北西と南東位置の玄関が多くなっています。北西位置は、北道路と西道路から。南東位置は、南道路と東道路からのアプローチが可能です。

02

鬼門を無視してよいのであれば、それぞれのプランの東西反転プランも可能となります。数値は左から、たとえばNo.1(0511S31)の場合、05が間口、11が奥行、Sは玄関のある方向(Sは南、

03

Nは北、Eは東、Wは西)を示し、31は延床面積の坪数(㎡表示に0.3025を掛け、小数点第1位を四捨五入した数値)を表わしています。

04

( )内の数値は、吹抜けがない場合の延床面積を表わします。延床面積に、バルコニー、玄関ポーチ、ロフト面積は含まれていません。

「住む」という本質

ひとつの家にひとつの空間。

木造モノコック構造「テラ工法」が広げる 暮らしのこれからの可能性


個室をはじめ、部屋の役割はきっちり決められていて、ひとつひとつは壁で仕切られている。
「家は個人が集まって共同生活をしていく場である」という発想は、
本来は、西洋の文化に根ざすものです。
これに対し、日本人の伝統的な住まい観は、
「家ひとつを家族みんなで使う」という発想からスタートしています。
E・S・モースは、著書「日本のすまい・内と外」の中で、
「レインをはじめ(西洋の)文筆家たちは、日本の住居にはプライバシーが欠けている、と述べている。
しかし、かれらは、プライバシーは、野蛮で不作法な人々のあいだでのみ必要なことを忘れている」と書いています。
ここで言う「野蛮で不作法」とは、
「相手の気配や気持ちを察して、思いやり心配りする品性、品行とは反対側にあるもの」、と解釈できます。
また、他のページでは、「ヘヤのひろさをきめるシステムだけあって、
新鮮な空気と、あふれんばかりの陽光とをたのしめる日本の住宅のほうを、わたしは気にいっている。
このなかにいると、アメリカでなじんできた息づまるようなヘヤを、快適なものだ、
などとはとてもおもえないのだ。」と、両方での居住体験を比較して書いています。

どちらを好むかは、個人の問題であり、感じ方の違いです。
と同時に、これは「壁を作ってからコミュニケーションする」のか「壁はなるべく作らずに、
思いやり心配りで気持ちを通じさせる」のか。
どちらのコミュニケーション方法を重視するかの選択にもなっています。

私たちは、家族の年齢に合わせて、コミュニケーションの取り方も内部を仕切る壁も、もっと自在であっていいと考えています。
内部の仕切壁を自在に変えていくには、仕切壁に家の強度を依存しないこと。
それを可能にするのが、柱,梁と外壁パネルが一体化した「木造モノコック構造」なのです。

※エドワード,シルベスターモース「大森貝塚」の発見者、また日本の陶器の収集、海外への紹介者としても知られる海洋生物学者。米国ポ=トランド生まれ1877年(明治10年)に初来日。「日本のすまい,内と外」は、明治10年から15年の間、計3回の耜期間中に北海道から九州まで探査を行い、その観察.取材をもとに書かれている。

プランバリエーションの特長

モノコック構造の基本は単一空間どんな生活でも盛りやすいようになっています。


PlanVariationRule-1

「プランバリエーション」は、完成したものではなく、ご家族の暮らし方を考えるためのヒント集です。

100組の家族がいれば、100通りのライフスタイルがあります。家族構成が変われば、プランも変わります。地域の気候風土で変わります。敷地の形状で変わります。周囲の環境で変わります。予算によっても変わります。この世に、ふたつとしてまったく同じ家は存在しません。
このプランバリエーションは、設計の約束事、手法、施工上のポイントに基づき、架空のご家族を想定して、その一例をプランニングしたものです。これからの暮らしを考え、新しい住まい方を探す。そのためのヒントをたくさん用意してあります。これらを参考に、“わが家にふさわしいプラン”を完成させてください。

PlanVariationRule-2

「プラン・バリエーション」は、リビングスペースにご家族が集まりやすいように立案されています。

リビングスペースを中心に、そのまわりに茶の間があり、ダイニングがあり、キッチンがある。二階へ上がるにもリビングから二階から下りてきてもリビングがそこにあるそして、吹抜空間がリビングと二階をつなぎ、空気だけでなく、笑い声や人の気配までも循環させる……。このプランでは、ご家族の気持ちと勳線が、リビングに集まるように計画されています。家の中で、ひとり一人、どこから集まり、どんな時間を過ごし、どのように動いていくか。そういう視点で、プランを眺めてみてください。プランの中に、ご家族の暮らし方、生活が見えてくるはずです。

PlanVariationRule-3

「プランバリエーション」は、生活の変化に合わせて、つくり変えていけるように立案されています。

家は完成されても、暮らしは固定されないという意味で、家もまた固定されず、流動可変できる部分が残されている方が、暮らしの変化に対応しやすく、「常に理想のカタチで毎日を暮らすことができる」ということになります。一階はリビング中心のワンルームタイプ、二階も寝室と納戸以外すべて開放されて、ワンルームになっているのは、そのためです。入学、進学、卒業、就職、結婚......10年後の家族は?15年後は?将来の、その時々の姿を思い描きながら、プランを眺めてみてください。ワンルームの広いスペースの中に、その時々の間取りが見えてくるはずです。

PlanVariationRule-4

PlanVariationRule-4「プランバリエーション」は、納まり上手な暮らし方ができるよう、収納を家全体で立案されています。

生活上手は収納上手と言われるぐらい、収納は生活していく上での大きなテーマ。当然、家づくりを進めていくとき、しっかり計画していく必要があります。このプランでは、茶の間の下や階段下、ユーティリティー、家事室、ユニットバスのまわりやロフト……できるだけ多くの収納を設けました。ここにはあれを仕舞って、こちらにはこれとこれこれを仕舞っておくと便利…...。そういう視点で、ひひのプランを眺めてみてください適切な場所に、適量の収納が用意されている生活の、使い勝手の良さが見えてくるはずです。